2013年8月9日金曜日

enchantmoonをキャンセルしてdynabook v713を買いました.

enchantmoonの予約開始当日に注文し,7月末まで買う気満々でした.
液晶の保護フィルムや,ケース,デジタイザ用の単6電池まで購入して待ちわびておりました.
しかし出荷の遅れ,手書きも快適に行うことが出来ないというレビューを多く見たこと,
東芝が手書きに力を入れた製品を出したという情報を見かけたのをきっかけにenchantmoonの購入を取りやめて,評判のよかった東芝のdynabook v713を購入しました.予約はアスキーストアさんからでしたが,配送の遅延を理由にキャンセルを受け付けて頂けました.v713の購入時の価格は120,000円くらいなので,enchantmoonの価格の3倍です(汗).注文の翌日に届きました.

元々enchantmoonに興味を持っていたのは手書きのレスポンスが良いという情報だけであったので,enchant.jsなどのプログラミングの機能についての興味は無く,手書きの快適さについての情報が怪しくなった時点で興味を失いつつありました.twitterなどを見ていると,次第にレスポンスが改善されていっているようで,次回があるならば検討してみたいと思います.

キャンセルをした直後は,代わりにREGZAタブレットを購入しようかとも思ったのですが,androidタブレットであることが気にかかってしまい,いっその事初のwindows8機に手を出してしまえと思ったのでした.

結果からいうと,v713は買ってよかったと思える,満足のいく製品です(キーボードを除く).
これまでipad+7notesに始まり,asusのeee note ea 800やwacom inkling, ipad+ipenやシャープの電子ノートwg-n10などを購入してはその度に失望してきましたが,ようやく満足のいくものに出会う事が出来ました.dynabook v713は上記のものと比べると雲泥の差があります.

現在はプリインストールされているone noteを中心に使っています.デジタイザペンの先端が画面に近づくとタッチ操作を受け付けなくなり,手のひらを付けて文字を書く事ができます.描画の遅延もほとんど気にならず,ペンと画面の摩擦も程よく,固いペンで堅い画面にカツカツ書くという感じではありません.wacom feel it technologiesを搭載しているので,eee note ea800のペンが使えるのですが,こちらはツルツルカツカツして書き心地があまりよくありませんでした.またbamboo stylus feelを購入して使ってみたものの,摩擦の加減やペンの重さでは付属のペンの方が使い易い印象です.安っぽいですが.bamboo stylus feelは消しゴム機能が無いので使い辛く,ほとんど使用していません.

note anytimeがキャンペーン価格だったので購入してみたのですが,こちらはタッチ操作のために作られたアプリであり,パームリジェクション機能がないためかなり使い辛く感じました.ipadでjot proを使って書いている感覚に近いかも知れません.しかし描画の速度はipad (3rd)よりも早く,インターフェイスもone noteよりも使い易いので,パームリジェクション機能さえあれば移行したいところです.(one noteには,デスクトップ用のものとwindowsストアアプリ版があり,windowsストアアプリ版のインターフェイスの方がnote anytimeに近く使い易く感じます)

webのいろいろなところでも手書きについては評価が高いようです.私は絵を描かないのでそちらの評価は出来かねますが,文字を描く分には上に挙げたいずれよりも使い易いと思います.またwindowsマシンなので,自炊したpdfファイルや自分でTeX化したノートを眺めながら手書きノートを作るといった作業が出来ることが便利です.




勿論不満点もあるので,ここからしばらくは不満点について書いていきます.
まず第一にいろいろなところで触れられているように,付属のキーボードが使い物になりません.打鍵感は悪くないのですが,ほぼ直角までしか開かないのでかなり猫背の人でないと辛いのではないでしょうか.付属キーボードは取り付けるとusbデバイスとして認識されます.無線接続のキーボードにしなかったのはuefi画面(bios画面)に入れるようにしておくためなのか?しかしもう少しなんとかならなかったのでしょうか.キーボードのせいで価格が1万円,2万円違ってくるのならば,キーボード無しで売ってくれることを懇願したいです.

付属キーボードは使用するとストレスが溜まるので,microsoftのwedge mobile keyboardとwedge touch mouseを買いました.wedge mobile keyboardのカバーはタブレットスタンドにもなり,見た目もかっこ良くで満足しています.キーが固く,打ち辛さはありますが慣れが解消してくれるでしょう.

第2の不満点は,これも他所でも言われていることですが,必要のない抱き合わせソフトがテンコ盛りであることです.photoshop elementsは使わずとも有り難みを感じますが,128GBのSSDでユーザが使用出来る領域が数十GBしか残っていないのに,動画編集なんぞに使う人がいるんでしょうか.直販でなければSSDの増設が出来ないのも辛いですね.

第3は許容範囲ですが,wacom feel it technologiesを搭載しているものに共通して,画面の端でのペンの精度が悪い点が挙げられます.全画面表示でアプリケーションを使っていると,画面端にタスクバーやらメニューやらがくることが多いのですが,ペンで操作しようとすると位置がずれて思いがけないところをクリックしてしまうことがままあります.wacomさんに頑張って欲しいところです.

またそこそこ大きく,キーボードを外した状態でMacbook Air 11インチと同じくらいの大きさがあります.持ち運びは面倒かもしれません.

あと,負荷をかけるとファンがすごくうるさいです.普段Macbook Airを使っていると,ファンが鳴るのはCPUの使用率が以上に高い場合などに限られるので,ファンが鳴っただけでも心配してしまいます.それに比べると,動画を閲覧したりしているだけでかなり大きな音を出してファンがまわり出すので少し不快です.



その他には外部ストレージとしてsilicon powerの32GB USBメモリSonyの8GBのUSBメモリ,Lexaの64GBのSDXCカードを使って見たのですが,数GBのファイルの読み出しと書き込みを同時に行うと8割くらいの確率でフリーズします.これらが全部欠陥品とは思えないので,v713のほうに何か問題があるのではと勘ぐってしまいます.
最初はSDカードにubuntuを入れて,マルチブートが出来ればいいなと考えていたのですが,外部ストレージの読み書きが余り安定しないのと,そもそもuefiの設定画面を見てもSDカードから起動できないっぽいことと,マルチブート環境を構築したのが遠い昔なので現在風のやり方がよくわからないことから早々に挫折しました.


今はなけなしの内部ストレージにVMware Playerをインストールし,仮想のUbuntu 13.04をインストールしてTeX環境を作っています.cygwinも入れてみたのですが,platexのタイプセットが仮想マシン上のUbuntuの動作よりも遅く残念な感じでした.W32TeXは使ったことが無いのですが(角藤さんごめんなさい),windowsマシンを使っている人はTeXLiveを使うよりもやっぱりW32TeX派が多いのでしょうか?
しかし仮想マシン上でも数年前に買ったacerのculvノートよりもタイプセットが早いので,出先でTeXの原稿打ちをすることになった場合にはそこそこ使えそうです.

今はone noteで手書きのノートを作り,それを見ながらUbuntu上でTeX打ちをしたり,Dropbox上に手書きの原稿をpdfとしてエクスポートしたものを眺めながら,もしくはone note web app上の原稿をブラウザで眺めながら,Macbook AirでTeX打ちをしています.

価格コムの口コミを見ると厳しい評価が多いのですが,内容を見ると,ノートパソコンとして使うことを主体としている人が酷評しているようです.手書きノートを電子化する目的であれば,dynabook v713はかなりおすすめです.

ipen2にもかなり期待をしているので,あちらも使い勝手がよければいいなー.