無理関数 の分岐(branch cut)についての説明図。
以前にAblowitz & Fokasの
COMPLEX VARIABLESという本で読んだ時にわかりやすいと思ったので載せておきます。
, と置けば、と表せる。と置けば、であるが、これを ()の範囲で考えると、下図のように、矢印方向からの実軸に近づくときにの値が図に書き込んだ値に近づく。
やでは実軸の上から近づいても下から近づいてもの値がで変わらないので、の値は連続であるが、においては実軸の上から近づけたの値と下から近づけた値とがで一致しないため、はここで不連続となる。
さらに で同様のことを考えてみると、これら2枚のz平面をつなぎ合わせることでが1価正則となるような面(Riemann面)が構成出来る。
さらに、, とすれば、branch cutはから負の実軸上を通り、を通ってに至るような形になることが示せるという話。多くの本ではここまで細かく書いていないので、頭の悪い私には有りがたかったです。
さらになる変数変換を行なってとすれば、平面で考えたときにやに対応するやにおける分岐点が解消されており、例えばはを除いたの近傍で正則なので、を中心とするLaurent展開が可能(puiseux展開)。
size(6cm);
defaultpen(fontsize(10pt));
dot((0,0));
dot((1,0));
label("$0$",(0,0),SW);
label("$1$",(1,0),SE);
real b=0.6;
draw((-b,0)--(1.05+b,0),Arrow(SimpleHead,7));
label("$\mathrm{Re} z$",(1.55,0),S);
pen dashed=linetype("4 4");
real r1 =0.2;
draw(arc((0,0),r1,0,360),dotted,ArcArrow(SimpleHead));
draw(arc((1,0),r1,0,360),dotted,ArcArrow(SimpleHead));
real a=0.6;
draw((0,a)--(0,-a),dashed);
draw((1,a)--(1,-a),dashed);
draw((0,0)--(1,0),1.2+black);
draw((0.5,a/2)--(0.5,0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta =\frac{1}{2}\pi$",(0.5,a/2),N);
draw((0.5,-a/2)--(0.5,-0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta =\frac{3}{2}\pi$",(0.5,-a/2),S);
draw((-0.35,a/2)--(-0.35,0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta =\pi$",(-0.35,a/2),N);
draw((-0.35,-a/2)--(-0.35,-0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta =\pi$",(-0.35,-a/2),S);
draw((1.35,a/2)--(1.35,0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta =0$",(1.35,a/2),N);
draw((1.35,-a/2)--(1.35,-0.02),0.3+black,Arrow(SimpleHead,5));
label("$\Theta \equiv 0$",(1.35,-a/2),S);
label("$(\mathrm{mod}\,\, 2\pi)$",(1.35,-a/2)+(0.1,-a/2.5));